マイコプラズマ肺炎の特徴
長引く、しつこい乾いた咳が特徴
秋から冬に流行があるが、ほぼ年中です。
小児・若年成人が中心で、特に 8 ~ 10 歳あたりに最も多い。
熱発で発症し長引く、しつこい乾いた咳。
咳は早朝、夜間就寝時にひどくなる。
保育所や学校、家庭などの閉鎖性のある集団で発生しやすい。
マイコプラズマ肺炎の症状?
発熱の後に夜間にひどい咳が
まずは発熱、頭痛、 1 ~ 2 日遅れて痰のからんだ夜間にひどい
咳が 出現し、だんだんひどくなります。
鼻症状は軽度である。発熱や咳が持続しても全身状態はひどく
なく、放っておくと、症状は 熱が下がった後も咳が2 ~ 4 週間続
きます。
マイコプラズマ肺炎の検査
胸部レントゲン写真で間質性肺炎像が、また採血で白血球の低
下、マイコプラズマ抗体(IgM)の上昇などにより診断がつきます
マイコプラズマ肺炎の治療
有効な抗生剤の投与で速やかに改善します。
マイコプラズマの診断がつくまでに時間がかかるため、咳のひど
いときにこれに有効な抗生剤の投与をすることがあります
マイコプラズマ肺炎の合併症
発疹(多形紅斑)、心筋炎、脳・髄膜炎、リンパ節炎、関節炎、中
耳炎、消化器症状、血小板減少性紫斑病などがあります。