風疹(三日ばしか)の特徴
はしかに似た発疹が特徴 症状は、感染後およそ14~21日後に
赤い小さな発疹が首のまわり、顔からひろがり、全身に広がります
この発疹がはしかによく似ていて、3~4日で治るため「3日ばしか」ともいわれます。
熱が出たり、耳や頭の後ろのリンパ節がはれ、触るとグリグリすることも。
合併症に関節炎、中耳炎、まれに脳炎があります
せきやのどの痛みが出ることもあります。
子供にとっては、軽い病気
熱は2~3日で下がり、発疹も3~4日で消えます。
子供にとっては、軽い病気。
ときには熱も微熱程度で、発疹も目立たず、かかっていることに気づかずに終わってしまうこともあります。
妊婦さんにうつさないことが大切です
妊娠の初期に風疹にかかると、おなかの赤ちゃんに障害を起こすことがあります。
子供の時期に予防接種をすませておくことが強調される理由のひとつです。
風疹にかかっている子供を、妊婦さんに近づけないように気をつけてください。
かかっていない場合は、予防接種を
初回の予防接種は、1~3歳の間に受けることがすすめられています。
受けていない場合、6~7歳半の間なら、自治体などの補助で接種が受けられます。
大人でも風疹にかかった記憶がない女性は、血液検査で抗体の有無を調べ、妊娠の可能性のない時期に予防接種を受けておくのがおすすめです。
怖い妊婦の風疹(先天性風疹症候群)
先天性風疹症候群
妊娠した女性が、風疹に対する抗体をもってないまま、初感染で風疹ウイルスに罹 患して、しかも妊娠初期の胎児の器管形成が体内で行われているときに、風疹ウイル スによって胎児に先天異常をもたらす疾患です。
定義は厳密ながら
妊娠4週目までに罹患した場合50パーセント以上(つまり受精から考えて)
5-8週で35パーセント
9-12週で15パーセント
13-16週で8パーセント
20週以降はほとんど影響はないと言われています。
つまりきわめてごく初期の罹患が問題なの です。
1) 先天性白内障、緑内障
先天性心疾患
感音性難聴・・・・一生における、生まれた時からの両方高度難聴の場合が多く、生まれつきです。
今の医学では治せないのです。
2) 網膜症 骨端発育障害 低出産時体重 血小板減少性紫斑病(新生児) 肝障害
なおるのはいつ? 学校にいけるのはいつ
風疹は学校伝染病なので、発疹が消えてからの登校、登園です