O脚・X脚のポイント

症状イメージ

多くの赤ちゃんはO脚、幼児はX脚です
●ほとんど心配いらないことがおおいです
歩き始めの赤ちゃんは、どの子もガニ股で、一見O脚のように見えます。
反対に2歳ごろからは、しだいにひざが内側を向いたX脚のようになります。
これらは骨の自然な発達過程。気にすることはありません。

●病的なO脚・X脚は、ごくまれ
自然に治るO脚・X脚がほとんどですが、ごくまれに病的なものもあります。
2歳をすぎても、両足のくるぶしを合わせて立たせたとき、ひざの間に大人の指が2本入るようだとO脚が強く、反対にひざをそろえて、くるぶしの間に3~4本の指が入るようだとX脚です。
気になるO脚・X脚が病的なものかどうかは、整形外科のX線検査で調べることができます。
その場合も、装具をつけて矯正することでほとんど治ります。

O脚とは、多くの場合脚の内側の筋肉・大殿筋が弱いことが主な原因
O脚をほっていると生理痛・生理不順・胃腸障害・冷え症・頭痛・肩こり・腰痛などの不快な症状を招く原因となります。

●O脚チェック
足先をそろえて立つと、くるぶし・ふくらはぎ・膝・太もものどれかはなれていればO脚です。
膝の皿が内側を向いています。

●「してはいけない姿勢」
1.体育座り
2.横座り
3.イスに座った時の足組
4.ペチャンコ座り

●矯正ストレッチ法①
1.足先をそろえてまっすぐに立ち、膝を外側に向けてゆつくりと腰を落とします。
2.腰を落としたままで、両膝をぴつたりとくっつける。
3.両膝をくっつけたままで、ゆっくりと膝をのばす。このとき姿勢を伸ばしたままでやってください。
このストレッチを5~10回を1セットで1日に10セットを最初は5セットからでもいいです。

●矯正ストレッチ法②
1.左右の膝を同方向に曲げてすわり。
2.この姿勢で上体を前に倒します。次に手を後ろにつき,上体を後ろにそらします。
ひざをできるだけ床につけておきます。
3.左右交互に各5回くらいします。最初は無理をせず除々にやりましょう。

●矯正ストレッチ法③
仰向けに寝て、ヒザを立てた姿勢をします。両ヒザの間に薄い本などをはさみます。
お尻の筋肉を収縮させ畳からゆっくり息をはきながらもちあげます。
このとき太もも内側に力がはいっているいるようにして下さい。
7秒間がまんします。息を吸いながらお尻を下げます。1セットに10回から20回
1日に2~3セット
※矯正ストレッチ1~3はすべて太もも内側に意識をもってして下さい。

●その他の対処法
生活のなかでは,脚を前にだした長座のほうが〇脚にはいいです。
運動は水泳がいいです。クロールがいいです。クロールができない人はバタ足をして下さい。
平泳ぎは,太ももの外側の筋肉を使うのでダメです。

X脚のチエック
左右のひざをつけて立つとふくらはぎがつかず,内くるぶしが離れています。膝の皿が外側を向いています。

●矯正ストレッチ
1.床に両足を伸ばして座り,肩幅よりすこし広めに開く。
2.両手を後ろについて上体をささえます。最初に足先を内側に倒します。
この時ひざを伸ばしたまま足のつけねから動かしますその状態で5秒間がまん。
3.次に足先を外側に倒し5秒間がまんします。内外と繰り返し10回やります。
最初は無理をせず除々にやりましょう。