頻度★★★★★
要点
膀胱の下にある前立腺が肥大、中の尿道が圧迫され尿が出にくくなり膀胱に残尿が増え頻尿となる病気
(1)前立腺肥大とは
前立腺は膀胱のすぐ下にあり胡桃大の大きさで内部に尿道が通っている器官です。通常は栗の実ほどの大きさですが年齢が高くなると前立腺が大きくなり、中を通っている尿道を押しつぶしたりして尿の出が悪くなります。前立腺肥大は60歳を超えると半数以上にみられますが、排尿障害などの症状がなければ治療を必要としないときもあります。原因はホルモンバランスの変化といわれています。
(2)前立腺肥大の症状は
前立腺肥大の診断に国際前立腺症状スコア(ISPP)スコアチェックというものがあります
50歳以上でこのような排尿障害があれば前立腺肥大と考えられます。
①排尿後、尿かまだ残っている感じがありましたか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1日5回以上 5点
②排尿後、2時間以内にトイレに行きたくなったことはありましたか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1日5回以上 5点
③排尿の途中で尿が切れることがありますか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1日5回以上 5点
④排尿を我慢するのがつらいことがありましたか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1 日5回以上 5点
⑤尿の勢いが弱いことがありましたか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1日5回以上 5点
⑥排尿時にいきむ必要がありましたか?
なし 0点
5回に1回もない 1点
2回に1回もない 2点
2回に1回ある 3点
2回に1回以上ある 4点
1日5回以上 5点
⑦夜寝てから朝起きるまで、何回トイレに行きましたか?
起きない 1点
1回 2点
2回 3点
3回 4点
4回 5点
5回 6点
⑧現在の尿の状態がこのまま続くとすれば
とても満足 0点
満足 1点
ほぼ満足 2点
なんともいえない 3点
やや不満 4点
いやだ 5点
とてもいやだ 6点
合計点数が 7点以下 軽症、 8~20点 中等症、21~35点 重症です。
尿のきれが悪いとは 前立腺肥大症では排尿がだらだらと長引いてなかなか終わらないことを指します。加齢による尿道緊張が低下、排尿後も座ったり、ズボンを上げたりした時に尿がじわっと染み出る症状は前立腺肥大特有の症状ではありません。
夜排尿で目が覚める事も塩分の摂取が多い事、心臓や高血圧、糖尿病 利尿薬などでもおこります。
(3)前立腺肥大の検査
当院では腹部超音波検査(腹部エコー)は体の外から前立腺の形、大きさを見る検査を行います。また前立腺癌の心配がないかどうかを見るため「前立腺特異抗原(PSA)」という血液検査を行います。「尿流量測定検査(ウロフロメトリー)」はトイレと同じような構造の専用の測定装置で排尿の勢いを測る検査は泌尿器科にて行われる検査です。「
(4)前立腺肥大症は前立腺がんになるか。
前立腺肥大症と前立腺がんは別の病気で、前立腺肥大症が前立腺癌になることはありません。ただ前立腺肥大症と前立腺癌が同時にみられることがありますので「前立腺特異抗原(PSA)」という血液検査を受けて前立腺がんの心配がないかどうかを確認しています。
(5)前立腺肥大の治療法
前立腺肥大症(排尿のお悩み)のお薬ガイド
前立腺肥大症のお薬は、患者さんお一人おひとりの「前立腺の大きさ」や「おしっこの残り具合(残尿)」、「特に困っている症状(出にくさ・回数の多さ)」に合わせて選ばれます。
治療を安心して続けていただくために、当院で処方している主な薬の特徴、副作用、性生活や髪の毛への影響、生活上の注意点についてわかりやすくまとめました。
1. α1(アルファワン)遮断薬
尿道や前立腺の筋肉の緊張を緩めて、おしっこの通り道を広げるお薬です。効き目が早く、治療の基本となるお薬です。
タムスロシン(主な商品名:ハルナール D)
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主な特徴: 尿の勢いを良くする効果と、頻尿(トイレの回数が多い)を抑える効果のバランスが良い、最も標準的なお薬です。
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副作用: 立ちくらみ、めまい、鼻づまりなどが出ることがあります。
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性生活への影響: 射精の際に精液が出にくくなったり、おなか(膀胱)の方へ逆流したりすることがあります(射精障害)。体に危険はありませんが、違和感がある場合はご相談ください。
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髪の毛への影響: 髪の毛(薄毛や育毛)への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 他の血圧を下げるお薬と一緒に飲むと、立ちくらみが起きやすくなることがあります。また、白内障の手術を受ける予定がある方は、手術前に必ず医師にお伝えください。
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アルコール・タバコ: お酒と一緒に飲むと血管が広がり、めまいや立ちくらみが強く出ることがあります。タバコは血管を縮めてお薬の効果を弱めるため禁煙をお勧めします。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): 前立腺の大きさに関わらず効果を発揮します。おしっこを出やすくするため、排尿後の膀胱エコーで測る「残尿(おしっこの残りの量)」を減らす効果が期待できます。
シロドシン(主な商品名:ユリーフ)
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主な特徴: 前立腺の筋肉を緩める力が非常に強く、おしっこの勢いを劇的に改善させる効果があります。
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副作用: 立ちくらみ、めまい、鼻づまりのほか、射精時の違和感が比較的多くみられます。
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性生活への影響: 精液が出ない、または量が減る「射精障害」が起きやすい特徴があります。お薬を止めれば元に戻りますが、性生活を大切にされている方は事前にご相談ください。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 血圧の薬との併用で低血圧に注意が必要です。白内障手術の予定がある場合は必ず事前にお知らせください。
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アルコール・タバコ: 飲酒時のめまい・血圧低下に注意が必要です。タバコは排尿症状を悪化させます。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): おしっこを出す力が強いため、膀胱エコーで残尿が多く見つかった方の残尿をしっかり減らすのに適しています。
ナフトピジル(主な商品名:アバニール、フリバス)
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主な特徴: 膀胱の緊張を和らげる効果に優れており、特に「夜間に何度もトイレに起きる」という症状に強いお薬です。
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副作用: めまい、ふらつき、頭痛、消化器症状(胸やけや便秘など)が出ることがあります。
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性生活への影響: 他のα1遮断薬に比べて、射精障害を起こす可能性がかなり低いお薬です。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 血圧を下げるお薬と併用する際はふらつきに注意が必要です。
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アルコール・タバコ: お酒によるめまいの悪化に注意してください。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): 前立腺の大きさにかかわらず使えます。蓄尿(尿を溜める)機能を助け、排尿後の残尿も改善します。
2. 5α還元酵素阻害薬(前立腺を小さくするお薬)
男性ホルモンの働きを抑え、大きくなった前立腺自体を物理的に小さく縮小させるお薬です。
デュタステリド(主な商品名:アボルブ)
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主な特徴: 前立腺の細胞が増えるのを防ぎ、数ヶ月かけて前立腺を小さくします。尿が出なくなるトラブル(急性尿閉)や手術が必要になるリスクを大幅に減らします。
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副作用: 食欲不振、乳房の張りや痛み(男性乳房肥大)が出ることがあります。
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性生活への影響: 性欲の低下、勃起力低下(ED)、精液量の減少などがみられることがあります。
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髪の毛への影響: 抜け毛を抑える作用(薄毛・AGA治療薬と同じ成分)があるため、髪の毛が太くなったり増えたりすることがあります。
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飲み合わせ(他剤): 水虫やカビの治療薬(抗真菌薬)など一部のお薬と飲み合わせの確認が必要です。女性(特に妊婦さん)がこのお薬に触れることは厳禁です(皮膚から吸収されるため)。
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アルコール・タバコ: 肝臓でお薬が分解されるため、過度の飲酒は肝臓への負担になります。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿):
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超音波検査で前立腺の大きさが「30mL以上(みかん大以上)」と判定された大きな前立腺の患者さんに特に効果的です。
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前立腺が小さくなることで、数ヶ月かけて膀胱エコーでの残尿量が段階的に減っていきます。
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【超重要】PSA(前立腺がんの血液検査)の数値が約半分に下がります。 がんの見落としを防ぐため、受診時には必ずこのお薬を飲んでいることを医師にお伝えください。
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3. PDE5阻害薬(血流を良くしておしっこをスムーズにするお薬)
下半身の血流を良くし、前立腺や膀胱の筋肉を和らげるお薬です。
タダラフィル(主な商品名:ザルティア)
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主な特徴: おしっこの勢いを良くする効果と、頻尿を抑える効果の両方を持ち、毎日1回決まった時間に飲むお薬です。
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副作用: 消化不良、頭痛、筋肉痛、顔のほてりなどが出ることがあります。
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性生活への影響: 射精障害を起こしません。むしろ勃起機能を改善・サポートする効果(ED治療薬と同じ成分)があります。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 【絶対禁忌】狭心症や心臓の病気で「ニトロ(硝酸薬)」を使っている方は絶対に飲むことができません。 併用すると危険な血圧低下を起こします。
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アルコール・タバコ: お酒を飲みすぎると頭痛やほてりが強く出やすくなります。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): 前立腺の大きさに関わらず効果があります。血流を良くして膀胱の働きを改善し、残尿の減少にも貢献します。
4. β3(ベータスリー)受容体作動薬(頻尿・尿もれのお薬)
膀胱をリラックスさせて尿をたっぷり溜められるようにするお薬です。
ミラベグロン(主な商品名:ベタニス) / ビベグロン(主な商品名:ベオーバ)
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主な特徴: 勝手に縮もうとする膀胱を緩め、「急に強い尿意が襲ってくる」「トイレが我慢できない」という症状を改善します。
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副作用: 便秘、脈が速くなる(動悸)、血圧上昇、口の渇きなどが出ることがあります。
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性生活への影響: 性機能や射精への悪影響はほとんどありません。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 不整脈のお薬や心臓のお薬を飲んでいる方は確認が必要です。
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アルコール・タバコ: 心拍数や血圧に影響を与えるため、過度のアルコールやタバコは控えましょう。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿):
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排尿後の膀胱エコー検査で「残尿が少ないこと(おおむね50mL未満)」を確認してから使用します。
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おしっこを出す力(膀胱の収縮力)を弱めないため、尿が出なくなるトラブル(尿閉)のリスクが極めて低い安全なお薬です。
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5. 抗コリン薬(勝手な膀胱の収縮を強力に抑えるお薬)
膀胱の過剰な動きを抑え、尿意切迫感や頻尿をしっかり抑えるお薬です。
イミダフェナシン(ウリトス) / ソリフェナシン(ベシケア) / フェソテロジン(トビエース)
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主な特徴: 膀胱の過剰な収縮を強力に抑え、強い尿意や失禁を防ぎます。
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副作用: 口の渇き(ドライマウス)、便秘、目がかすむ、高齢者では物忘れやふらつきが出ることがあります。
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性生活への影響: 性機能への直接的な影響は少ないですが、口の渇きや疲労感を感じることがあります。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 認知症のお薬や、風邪薬・アレルギーの薬(抗ヒスタミン薬)と一緒に飲むと、口の渇きや便秘が強くなったり、頭がボーッとすることがあります。緑内障の持病がある方は飲めない場合があります。
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アルコール・タバコ: 喉の乾きや便秘を悪化させます。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿):
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【重要】必ず事前に膀胱エコーで「残尿」を測定します。
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残尿が多い(おおむね50〜100mL以上)方が飲むと、おしっこが全く出なくなる「急性尿閉」を起こす危険があるため、残尿が少ないことを確認して処方されます。
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6. 植物エキス製剤・漢方薬
体に優しく、マイルドに症状を整えるお薬です。西洋薬の副作用が出やすい方にも適しています。
エビプロスタット / セニルトン
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主な特徴: 前立腺の炎症やむくみを抑え、不快な排尿症状を和らげます。
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副作用: 胃の不快感、吐き気、下痢などの消化器症状がまれに出ることがあります。
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性生活への影響: 性生活への悪影響はありません。
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髪の毛への影響: 髪の毛への影響はありません。
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飲み合わせ(他剤): 特に危険な飲み合わせはなく、他のお薬と安全に併用できます。
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アルコール・タバコ: 胃腸への負担を減らすため、お酒の飲みすぎには注意してください。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): 前立腺のサイズが小さく、症状が軽度〜中等度の方に向いています。
八味地黄丸(ツムラ7番など)
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主な特徴: 加齢に伴う下半身の冷えや体力の低下(東洋医学でいう「腎虚」)を改善し、夜間頻尿や残尿感を和らげる漢方薬です。
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副作用: 胃もたれ、下痢、のぼせ、発疹などがでることがあります。
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性生活への影響: 体全体の血流や元気を補うため、性機能の維持にもプラスに働くことがあります。
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髪の毛への影響: 加齢による体調を整える漢方のため、直接的な脱毛などの副作用はありません。
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飲み合わせ(他剤): 他の漢方薬(甘草が含まれるものなど)との重複に注意します。
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アルコール・タバコ: 体を温める効果があるため、大量のお酒は「のぼせ」の原因になります。
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検査との関係(前立腺の大きさ・残尿): 冷えが強くて夜間に何度もトイレに起きる方や、残尿感が気になる方に適しています。
患者さんへのお願いとご注意
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排尿後の膀胱エコー(残尿検査)について: 当院では、お薬を安全に飲むために痛みのない超音波(エコー)検査でおしっこの残り具合を確認しています。
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お薬のお悩みはご相談ください: 「立ちくらみがする」「性生活で気になることがある」「口が渇く」などの症状がありましたら、自己判断でお薬を止めず、いつでもお気軽に医師・薬剤師にご相談ください。
最初に薬物療法を行います。早期治療が有効です。
①薬物療法
★α1受容体遮断薬
α1受容体 前立腺や尿道の筋肉緊張をさせる部分を遮断することで即効性があり尿が出やすくなります。塩酸タムスロシン・フリバス・ユリーフという薬剤があります。
★抗男性ホルモン薬
ホルモン作用を押さえ前立腺を小さくする薬剤ですが、効果に時間がかかり、薬剤中止で再肥大することも アボルブという薬剤があります。
★漢方薬・植物エキス製剤
エビプロスタット配合錠、セルニルトン、八味地黄丸、牛車腎気丸などがあります。 市販でノコギリヤシなどがありますがかなり高価(5000円くらい)で効果は処方薬よりかなり弱いので安くてよく効く安全な病院での治療がお勧めです。
②手術療法
★内視鏡手術 経尿道的前立腺摘除術=TUR-P
内視鏡を挿入し、肥大した前立腺の組織を電気メスやホルミウムレーザーで切除します。所要時間は1時間程度ですが、5日前後尿道内に管を入れた状態となり3~7日間ほどの入院が必要です。
★開腹手術
前立腺が大きいときには、下腹を10cmくらい切って肥大部分を取り出す方法(被膜下前立腺摘出術)もあります。2週間以上の入院が必要になります。
★経尿道的マイクロ波高温治療
尿道から挿入した内視鏡の先端からマイクロ波を照射、前立腺の肥大した組織を凝固・壊死させる方法です。1週間以内の入院で、手術療法のなかで最も身体への負担が少なくてすみます。
★尿道ステント
尿道に筒状のものを留置する方法です。合併症もあるため手術が困難な患者さんに行います。
(6)手術後の経過は?
尿の勢いは良くなりますが頻尿は良くならないこともあります。内視鏡を使う手術(TUR-P)でもお腹を切る手術(被膜下摘出術)でも手術後は精子が膀胱に流れるため射精時に精液が出てこなくなります。
(7)薬や手術以外の対処法
水分を取り過ぎない、減塩、コーヒーやアルコールを控える、便通をよくする、運動する、長時間の座位を避けるなどの方法もあります。風邪薬や不整脈、喘息の薬、安定剤、抗うつ剤、睡眠薬なども尿を出にくくする作用があるものもあるので医療機関にかかるときには前立腺肥大があることを伝えましょう。市販薬の風邪薬にも尿が完全に出なくなるような排尿障害を起こすものもあるのでできるだけ市販薬は避けましょう。






