ヘルパンギーナの特徴
高熱とのどの痛みが出る、夏かぜ
頻度★★★
要点
①のどちんこの周りに口内炎が多数 物が食べられない
②食べられないなら点滴を 対処療法が中心だが楽に
③病院で診断 24時間解熱 のどの痛みなしで登校可
のど のどちんこのまわりに 赤い粘膜疹や水疱(口内炎)ができ のどを痛がって、食が進みません。
高い熱が出て、のどが痛くなる夏かぜの一種。のどの奥に、ができます。
原因は、エンテロウイルスの中のコクサッキーA型ウイルス。夏に流行します。
熱は3日で下がり、のどの痛みも、しだいにおさまります。
大人にもうつります 症状がきえた後も唾液や便から感染しますし、症状がでない感染(不顕性感染)でも感染するので症状がでている子供だけを登校禁止しても感染は防げません。症状が消えた後の登校は可能ですが症状や食事摂取量の変化に十分気をつけてください。
夜の発熱も、翌朝の受診で大丈夫
ヘルパンギーナは、いかに痛い喉に水分と食事をとらせるかがポイント 逆に食事と水分がちゃんととれていれば、高熱とのどの痛み以外は症状が軽く、あまり心配することはありません。赤ちゃんが夜間に熱を出し、ほかにけいれんなどの症状がなければ、翌朝、受診すれば大丈夫。治療は、ふつうのかぜと同じです。
食事はのどごしのいい、口当たりのよいものを
のどちんこのまわりに沢山口内炎ができるような病気 よだれを飲みこむのさえ痛いもの。食事は、牛乳やミルクが一番しみません。アイスや冷たいカボチャのスープなどやわらかい、のどごしのよいものにします。おかゆやうどん、豆腐(醤油なし)、ゼリーなどは喜ばれそうです。