腸重積

症状イメージ

腸重積の特徴
腸の中に腸が入り込む病気
突然ふきげんに泣き、5~15分おきにくり返し
腸重積症は、望遠鏡の筒のように腸が腸の中に入りこみ、腸閉塞を起こす病気。おもに、3~4カ月から1~2歳の子供に見られます。 突然、ふきげんになって、ぐずったり、激しく泣いたり。
顔色が悪くなったり、吐いたりすることもあります。
おさまった後、5~15分してまたふきげんに泣き、これをくり返します。
かぜの後に腸重積を起こすこともあります。

苺ジャムのような真っ赤な血便が
くり返しの発作が続くうちに吐き始め、赤ちゃんはぐったり。
おむつを開けてみると、いちごジャムのような真っ赤な血便が・・・。
こんなときは、まず腸重積症と思って間違いありません。
緊急性が高いので救急車を呼ぶなど、至急、病院へ

腸重積の検査は
病院では、最初に超音波やレントゲンで腸閉塞を確認します。

24時間以内に、浣腸を行えば大丈夫
治療の基本は、浣腸です。でもこれは家で浣腸してなおるものではありません
病院で透視などのもとで行います。
空気や薄いバリウムを肛門から入れ、重なり合った腸を元に戻します。
24時間以内に行えば、たいていは手術をしなくても治ります。どうしても元に戻らないとき、
腸閉塞の程度がひどいときは、緊急手術を行います。