頭痛(片頭痛)

頭痛(片頭痛)の診断のポイント

筋緊張性頭痛・群発性頭痛との見分けが大切
筋緊張性頭痛+片頭痛もある

頻度★★★

要点
こめかみと脳の血管が拡がり、神経が刺激されて起こる頭痛。
痛む前に目がチカチカしたり吐き気などの前ぶれがある。
片側にズキンズキンと脈打つ頭痛。体を動かすと痛みが激しくなり、仕事や家事など生活に支障をきたすほどの寝込むほどの頭痛。
女性の生理中に多い。
締め付けられ感があったり前触れが全くないときには筋緊張性頭痛との混合型も考える

 

頭痛(片頭痛)について

頭痛(片頭痛) の特徴
①拍動する頭痛、ズキンズキンと脈をうつように痛みます。
②女性で生理前後に頭痛が起こることが多い。また親が片頭痛の時も起こりやすい。
③約3割の人は頭痛が起こる前に眼がチカチカ、吐き気、音、臭いに過敏になります。
④頭痛がひどくて寝込むことがあります。
⑤体を動かすとひどくなる、頭も動かすと痛くなります。
⑥締め付けられ感があったり前触れが全くないときには筋緊張性頭痛との混合型も考えます

 

日常生活から考えられる原因
①季節の変わり目・温度変化が誘因?
急に暖かくなる冬から春の季節の変わり目や、熱いお風呂・シャワーを浴びているとき、体温調節で血管拡張し、頭痛の誘因となります。

②女性ホルモンの変動
片頭痛は女性ホルモンのエストロゲンの変動と関連し生理2日前~生理後3日までが起こりやすくなります。片頭痛のある人はピルなどの服用には主治医にこのことを告げる事が大切です。

③ストレスから解放されたときの緊張緩和
緊張やストレスから解放されたときに、血管が急に拡張しやすくなり、片頭痛が起こることがあります。

⑦アルコールとくにワインでおこる ダイエットや低血糖で頭痛がおこる
アルコールを控え食事を三食適度にとる事が大切です。アルコール誘発頭痛で必発のときは群発性頭痛も考えられます。

 

頭痛(片頭痛)の症状
①ズキンズキンという断続的な痛み
脈打つようにズキンズキンと、こめかみから目の辺りが痛みます。音や光に過敏に反応し、痛みが増し、ガンガンと痛むことがあります。頭の片側に起こることが多いですが、両側や後頭部が痛くなったり、吐き気や嘔吐の症状があらわれることもあります。痛みは、4時間から3日間もつづく事もあります。

②若年者(10代から)も多い頭痛
頻度は週1回~年に数回まで様々です。初潮の10代発症~40代くらいまでつづく場合もあります。

③目の前にキラキラ光る前兆
片頭痛が起こる前に、閃輝暗点(せんきあんてん)、目の前に急に星やキラキラしたものが見え、視野が欠け、生あくびやめまい、情緒不安定などが起こります。筋緊張性頭痛との混合型であれば前触れ無く頭痛が起こる事もあります。

 

日常でできる予防法

★マグネシウムとビタミンB2が片頭痛に効く アルコールはヤバイ
マグネシウムは、玄米や納豆、ひじきなどに多く含まれています。また、血流を良くする働きのあるビタミンB2は、牛や豚のレバー、卵黄などに含まれているので、日頃から意識的にとるように心がけましょう。
睡眠不足・夜更かし・生活の不規則・運動不足・二合以上のお酒は増悪因子となりますので要注意です。アルコールにより頭痛が誘発サルかどうかチエックも大切です。(片頭痛の一部と群発性頭痛はアルコール誘発されます)

治療法・対処法
①片頭痛の前兆に注意
片頭痛が起こるとわかっていれば、少しは気が楽になったり、対策をとりやすくなります。閃輝暗点や生あくびなどの前兆に注意しましょう。

②患部を冷やし、暗く静かな場所で休む
片頭痛は体を動かしたり、まぶしい場所やうるさい場所、臭いの強い場所では痛みが激しくなります。暗く、静かな場所で休むようにしましょう。血管の拡張を抑えるのに、アイスノンなどで冷やすを貼るのも効果的です。
③市販の薬は効きにくい 病院早期受診がお勧め
筋緊張性頭痛との混合型であれば一部効きますが、片頭痛単独であれば市販薬は効きにくいのが特徴です。頻回に続くようでしたら片頭痛自体が起こる事を防ぐ薬も病院で処方できます。頭痛で仕事や日常に支障をきたす場合は、早めにかかりつけにご相談ください。

治療薬
①イミグラン皮下注 即効性がありますが薬の値段が高いです。
②イミグラン・ゾーミック・マクサルトなどの片頭痛の薬も有効です
③予防薬でテラナス・ミグシス・ワソランなどが効くことがあります。