頻度★★

要点
細菌を原因としない炎症が膀胱粘膜の「間質」と呼ばれる部分に起こる病気

(1)間質性膀胱炎とは
細菌を原因としない炎症が膀胱粘膜の「間質」と呼ばれる部分に起こる病気。
①尿がたまると下腹部から陰部に痛みが強くなり 排尿すると痛みがなくなる
痛みを避けるために頻回に尿に行くためこの症状が出ないことも。
②昼間も夜もトイレが近い(頻尿一日8回以上)
③急に尿意をもよおし、漏れそうで我慢できない(尿意切迫感)
などの症状があります。40歳以降の女性に多い病気です。膀胱内に尿が充満するとを生じます。

(2)間質性膀胱炎の原因
原因ははっきりしませんが、膀胱粘膜の異常、炎症の波及、アレルギーの関与とも考えられています。。コーヒー、紅茶、アルコール、たばこなどの刺激物は症状を悪化させます。

(3)間質性膀胱炎の検査
尿路感染症(膀胱炎)や尿路結石、膀胱腫瘍などを除外することが大切です。尿細胞診、腹部エコー、検尿などをしますが、確定診断には麻酔下の膀胱鏡検査を行います。
過活動性膀胱や前立腺肥大などとの鑑別、併発の確認も必要です。検査の時にはおしっこを我慢して受診時に排尿をしてよいか、検尿した方がいいかなど確認するとよりスムーズに検査ができます。

(4)間質性膀胱炎の治療
専門医で行う事ですが、萎縮した膀胱を水圧で拡張を繰り返す方法 薬剤、膀胱の中に薬剤を入れる方法 膀胱自体を大きくする手術などを組み合わせて治療します。抗うつ剤の塩酸イミプラミンは痛みが軽減しますし、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤(スプラタストトシル酸塩)なども有効とされています。
自分でできる方法として膀胱訓練がかなり有効です。トイレに行きたいと思ったら少し我慢してみて、排尿の感覚を伸ばして行きます。食事もカフェインや炭酸飲料、赤ワイン、わさびや唐辛子、胡椒などの香辛料で痛みが強くなるときには控えめにするとより効果的です。
ストレスを減らして規則正しい生活、軽い運動なども効果的でしょう。
間質性膀胱炎自体が前立腺肥大や過活動膀胱などと併発する事もあり同時に治療することも大切です。