胃潰瘍・十二指腸潰瘍

症状イメージ

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の特徴
胃や十二指腸の粘膜が傷つきただれる病気
大人にも子供にもある病気です
胃や十二指腸の粘膜がただれて、潰瘍ができる病気です。ストレスから起きる
病気で大人に多いと思われていましたが、今は乳幼児、学童、ときには新生
児の胃や十二指腸にもあります。胃からでる酸と粘膜を守る粘液とのバランスの
崩れでただれ、潰瘍ができます。初めは、粘膜のごく表面がただれる程度ですが
進行すると粘膜に穴があきます。進行すると粘膜の最も下の層からその下の筋
層にまで達し、
ときには穴が胃壁を突き抜けてしまうこともあります
大人の場合はどういう理由が?
胃や十二指腸は肉体的、精神的ストレスで影響を受けやすい病気です。アスピ
リン、インドメタシンなどの薬剤などによって、胃の粘膜の血液循環が悪くなり、粘
液・粘膜の働きが低下し潰瘍を引き起こします。 胃の粘液の中に生息している
ヘリコバクター・ピロリという細菌により粘膜が刺激を受け炎症を起こし胃潰瘍の
発症します。  十二指腸潰瘍は、ストレスなどで胃酸やペプシンなどの消化液の働きの過剰
が原因で起こる場合が多いため、若い人に多く見られます
食前・食後にみぞおちが痛かったり、胃酸が多かったり、便が黒かったり(下血)
したら、すぐに医師にみてもらいましょう。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は生活改善がないと薬が減らせない
生活習慣アドバイス
● 一番のポイントは夕食、早めの時間にとり、その後の間食を減らす
●夕食が遅くなったときには量を減らし脂っこい物を避ける
●胃腸の調子のバロメーターは起床時の食欲、朝おなかがすくならgood
●食事はゆっくり食べる 早いと胃の調子が悪いだけでなく太り口臭がする
●牛乳、卵の動物性たんぱく質及び豆腐など植物性たんぱく質を適度に摂る
●肉や魚はミンチにするか細かく切ると夕食が遅くてももたれにくい
●揚げ(油っこい)物は夕食時には早い時間に少なめにとる
●運動をしてストレスをコントロール 大食いや飲酒、喫煙によるストレスコント
ロールは禁
● 香辛料、強いアルコールや炭酸飲料など胃を刺激するものは少なめに
● 柑橘類(ミカン・グレープフルーツなど)は昼時にとり横になる前は控える
● 禁煙する または減煙する たばこはめちゃ胃腸に負担 おさいふにも負担
● 薬は自己中止しない ピロリー菌が再発します。また薬が効きにくくなる