指しゃぶり 爪噛み

症状イメージ

指しゃぶり 爪噛みのポイント
●指しゃぶり 爪噛みはどんな病気か
指しゃぶりは、子宮のなかにいる胎児にも観察される行動で、乳児には当たり前にみられる普通の行動です。しかし4~5歳になっても、がんこな指しゃぶりが続く時には病気ではありませんが、やめたほうがよいくせとみなされます。また、そうしたがんこな指しゃぶりは、歯並びに悪影響を与えます。  爪噛みは、指しゃぶりより年長の子どもから大人にまでみられるくせです。習慣的に噛むために、爪の変形や短縮が起こります。

●指しゃぶり、爪噛みの原因は?
乳児の指しゃぶりは、自分の体を口で確認するという自然な行為と考えられます。また指しゃぶりには、気持ちを落ち着かせる作用があることがわかっています。ですから不安感が強いとそういう症状が起こりやすくなります。何かに不満がある、不安がある、心配事がある、満たされない何かがある、寂しい、愛情に飢えているなどのことにおこりやすい。下の子が妊娠出産する、母親が仕事を始めた、両親が喧嘩をする、母親が育児ノイローゼなど。でもそういうはっきりとした原因が無いことも多いです。乳児におしゃぶりを与えるのも、そうした落ち着かせる作用を期待してのことです。泣いている乳児におしゃぶりをくわえさせると、泣く時間が短縮できることがわかっています。  爪噛みも、そうすることで気持ちを落ち着けたり、集中しやすくなる作用があります

●指しゃぶり、爪噛みの症状現れ方
乳児では、手もちぶさたな時や、精神的なストレスを感じた時に指しゃぶりが出現します。また、入眠時にも指しゃぶりが多く出現します。指しゃぶりやおしゃぶりをしている乳児は、口のなかが陰圧になるために、中耳炎になりやすいといわれますが、逆に乳児突然死(にゅうじとつぜんし)症候群になりにくいという報告もあります。でも親御さんがお悩みのなるのはこの時期をではなくもっと大きくなってからですが(^▽^)  爪噛みは、指しゃぶりよりは年長児からみられ、手持ちぶさたな時やストレスを感じている時に出現します。

●指しゃぶり、爪噛みの治療の方法
年長になるまで続くがんこな指しゃぶりは歯並び とくに出っ歯になったり 開咬になったりするとの事も。気づいた時に注意をせずに、何か手を使う別のことをするように誘います。指遊びしたり、折り紙したり、愉しいことをして指をしゃぶる隙を与えないことがコツ?かも(^<^) 指にカラシやにがいマニキュア(通販でうっていてびっくり)を塗ったり、手袋をはめることはすすめられません。  爪噛みは、爪を短く切って、噛みにくくし、していることに気づいたら声をかけるようにします。 ひざにだっこして一番大事などと 愛情表現することも効果があるかも。うちの弟は指しゃぶりをしている子供の前でぬいぐるみに指をかまれて無くなったような絶妙の演技で娘にやめさせましたが(笑) プリキュアや仮面ライダーは指しゃぶりしていると その間にわるものにやられちゃうでしょ? と言う程度が適切? ネイルサロンできれいにぬってもらってやめさせた話もあります。化膿してひょう疽(爪の付け根に化膿して赤く腫れたり膿がたまつたりする) 化膿性爪囲炎も起こりやすいのでこうなったら小児科や皮膚科に相談しましょう。